投稿者:稲永 和之
みなさん、今年のバラの生育はいかがですか? 春のばら展で拝見できるのを楽しみにしています。
福岡バラ会の大先輩である唐杉純夫(からすぎ よしお)さんのホームページ:
「ばらつくりのよろこび」
が公開されましたのでご紹介します。
唐杉さんは、福岡バラ会をはじめ九州ばら研究会や日本ばら会でもご活躍されました。福岡バラ会当時の唐杉さんのことは、福岡バラ会ホームページのアーカイブスに幾つかの記事が掲載されていますね。
80歳を超えられた今も、熊本県南関町で意欲的にバラの栽培を続けてあり、熊本地震やコロナ禍で中断はあったものの、毎年春と秋の2回、地域のみなさんにばらの美しさを楽しんでもらう「ばら個展」を開催されています。そのエネルギーというか、それを支えるばらへの思いには敬服させられます。
今年の春のばら展(4月29,30日、5月1日の3日間)の案内も掲載されています。
唐杉さんのホームページでは、2002年以降のばら(主にHT)やばら展の様子を写真で紹介しています。その中から3花を紹介します。
左;斑入りの赤花はフロージン'82の枝変わりを唐杉さんが固定されたもので、名前は「南の関」。 中:「魅惑」 右:「プリンセス・ドゥ・モナコ」
2006年の「世界バラ会議 大阪大会」コンテストでは3部門で一等賞を獲得されています。ご本人は「大輪1花」の部門の一等賞ではなかったのがご不満なようなので、『2025年の福山大会でリベンジを』と唆しているんですが。😅
また、福岡バラ会および日本ばら会のご了解を得て、「ローズふくおか」の記事、および日本ばら会の会報「ばらだより」に2001年の連載記事として掲載された「ばらと遊ぶ12ヶ月」を転載しています。この連載はそのユニークな内容が評判になり、その後の「ばらだより」にも大きな影響を与えた力作であると、日本ばら会の理事の方から聞き及んでおります。難解な「切戻し剪定」についても6月号に詳しく書かれています。それでも私には難解ですが、難解なのが逆に、福島先生をはじめ往時の「九州ばら研究会」のみなさんのバラへの熱気が伝わってくるような気がします。
唐杉さんのホームページには「コメント欄」が無いので、ご感想や唐杉さんへのメッセージはここに書いていただくと、唐杉さんも喜ばれると思います。よろしくお願いします。
貴重かつ有意義な記事をご掲載いただきありがとうございます。
返信削除掲載いただいた唐杉様のバラ3花とも最良の盛りに最良の状態であたかも「この雄姿を見ろ!」とばらの主張が聞こえるようです。まだちょっとしか読んでいないのでどんどん読ませていただきます。
唐杉さんとは福岡バラ会の時からお逢いした事がありません。
返信削除当時の事が記憶によみがえり懐かしく思います。
背が高くガッチリした体格でした。
もう80歳にもなられるのですね。私も68歳になりましたからね。
私も福山大会には参加したいと思っています。
返信削除コメントありがとうございます。
衛藤さん、その後ご体調はいかがですか?
唐杉さんはご高齢ですし必ずしもご健康とは言えないようなのですが(それは私も同様)、それでも「ばら個展」を開催するという、そのお気持ちがすばらしいですよね。何しろ「個展」ですからね。出品される数は百花を超えると思います。
栽培者としての私は技術も熱意も唐杉さんの足元にも遠く及びませんが、でも何か気質的に?共通するものがあるように感じて、”兄貴" のような気がしています。唐杉さんのお姿に自分を重ねて、バラ栽培者としての生き方(人生の楽しみ方)を学べればと思っているところです。
唐杉さんは「ローズふくおか」の編集委員だったそうで、もちろん星隈さんのことも『絵の上手な方』とよく覚えてありますよ。星隈さんが描かれた「メルヘンケーネギン」が、「ローズふくおか」平成7年/No.8掲載の「メルヘンケーニギンの枝変わり」のページに掲載されています。これには星隈さんのサインはありませんが、『このタッチは星隈さんが描かれたものに間違いない』と言ってあります😀 アーカイブスにはこの記事は掲載されていませんが、唐杉さんのご希望で転載させていただきました。「メルヘンケーネギン」は唐杉さんの愛培花の一つです。
メルヘンケーネギンの枝変わりとしては「ミスターコジマ」が有名ですが、この記事によれば、「花色は一般のメルヘンに比較し、いわゆる白ボケが少なく、ややピンクが強く出る傾向がある。」という枝変わりが福島さんのところで発見されていたのですね。”スマートさ無欠点主義を貫く”福島さんはこれを登録しなかったので、別の方が(同様の枝変わりを)「ミスターコジマ」として登録したのだと聞いて、ちょっとびっくりしました。
2025年の「世界バラ会議 福山大会」は、星隈さんが出品されるかもと思えば、いっそう楽しみです。たぶん私たちほぼ全員にとって最後の(唯一の)機会でしょうから、私のようなレベルでもそれを目指して(夢見て)栽培に精を出すのもアリかもと思っています😅 房咲き品種の部門も幾つかあるだろうし、多勢で福山に行けたら楽しいでしょうね。
ローズふくおか平成7年の表紙はパラダイスだと思います。今はもうありません。
返信削除ムラサキに外弁が赤くなり面白い花でしたが、良く咲いてくれませんでした。
挿絵は、かなり描き当時会誌に良く使われてます。
ところで昨年の九州ばら懇話会に5花ミスターコジマ・1花魅惑の花を出品して、福島さんの目に留まったのでしょう。
今年1月に我が家にこられて穂木を持っていかれました。
その時おっしゃったのが、気付いたらミスターコジマやメルヘンケーネギンが無くなっていた。
福島さんならもっと立派に育てられるでしょうね。
皆で福山に行きましょう。
返信削除
返信削除星隈会長wrote > 皆で福山に行きましょう。
いいですね😀
みなさんご存知のように、2006年の「世界バラ会議 大阪大会」については、ローズふくおか・アーカイブスの平成18年/2006 No.17に、木附 久雄さんの詳しい報告:「世界バラ会議・ローズコンテストに参加して」が掲載してあります。
この大会では福岡バラ会のみなさんも素晴らしい成績を収められたようですね。特に、福島康宏さん(熊本)や西村英子さん(佐世保ばら会)のご活躍がめざましかったとのこと。福島さんが指導された西村さん(当時、西村さんはまったくのバラ栽培初心者)の "コンテナ栽培" については、唐杉さんの「ばらと遊ぶ12ヶ月」の2、3、5、11、12月号にその詳細がレポートされています(11、12月号は近日公開予定)。お二人のその創意工夫の成果が出たコンテストでもあったんですね。
大阪大会でのコンテストはなんと36種目! 唐杉さんはその中の「房咲1本」(桜貝)、「房咲 3本組花 同一品種」(マチルダ)、「大輪 3段階 同一品種」(パパメイアン)」で一等賞でした。その写真:「2006年 世界バラ会議 大阪大会」
聞くところによると、福島さんは福山大会にも出品されるかもしれないとのこと。おいおい、福島さんは出品者じゃなくて審査員だろう😅 ともあれ、西日本各地はもとより関東からも大勢の出品者が集うことになるんでしょうね。どのようなバラが並ぶのか、私は福岡バラ会以外のコンテストを見たことがないし、海外の審査員がどのような評価をするのか、楽しみです。
福山大会まであと2年あるので、今からそのつもりになれば間に合うかも。どうでしょう、みなさん?