2021-06-12

アーチングでベーサルきたー

投稿者:松尾 緑

配布苗のロイヤルハイネスの2本の内の1本がBSが中々出ないので、5/28にアーチングしてみたら3箇所から出てきました。🎶✌

3 件のコメント:

  1. ベーサルシュート3本すごいですね。
    私もアーチングしましたが1本でした。

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  2. アーチングなる技術があるのですね。 BSが3本とは素晴らしい。 秋が楽しみですね。

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  3. 接木作業が大好きな私は毎年ある程度の数の新苗を作りますが、新苗にいきなりベーサルシュート(Basal Shoot 以下BSと略)が3本も出た記憶がありません。それを実現したくて毎年少しづつ接木方法やその後の管理を試してきたのですが。。松尾さんのこの結果は "あっぱれ" ですね!
    先週のオンライン会での松尾さんのお話を基に、この見事な結果が出た理由を私なりに分析してみます。

    ➀「アーチング」に着目し、実行した。あっぱれ!
    ➁「肥培管理」が適切。肥料のメインは「パワフルアミノ」。活力剤などは無し(かな?)
    ➂「鉢増し」が適切。リッチェルのバラ用10号鉢で、スペーサーは「割竹」。培土は「黒土」を混用した手製。出芽する方向が真上向きになるよう、そしてついだ部分に光がよく当たるよう株を斜めに(傾けて)植え込んである。あっぱれ!
    ➃吉田さんの接木技術と苗の管理が秀逸。ここで私が特に注目したのは、穂木の芽の向き。切接ぎの場合、普通は穂木の芽は台木の主軸に対して外向きに接ぐが、写真をアップしてみればわかるように、ここでは 穂木の芽が内向き になるよう接がれている

    ここまではオンライン会でも話題になりました。そのとき私は「穂木の芽は内向きがBS3本を出す重要なポイント」だろうと思いました。しかし。。

    実は吉田さんが接がれた苗は芽が外向きのものも混じっていて、私が入手したものは外向きだったのですが、なんとアーチング無しでBSが3本出ました。それも4株中2株も。(近日中にその写真を投稿予定)。

    これで➃の「芽の向き」の線は消えました。だとしたら松尾さんの素晴らしい結果の理由は何なのか?
    一晩考えて、ふと「接木における重要な要件」がもう一つあることに思い至りました。みなさん何だと思われますか?

    それは「穂木の充実度」。今回の穂木は星隈さんが提供されたもの(*PBR=品種作出者の権利の保護期間はすでに消滅)。その穂木を実際に見たわけではないので推測に過ぎませんが、星隈さんが育てられた株から採穂されたのなら十分考えられますよね。主芽の両脇の潜芽もしっかり充実していたのだろうと思います。

    何か一つの理由で接木が失敗することは往々にしてありますが、BS3本は前述の条件が揃わないと簡単には実現しないだろうと思います。私の新苗は今年は(わずか)15株で、そのうちBS3本は2株のみ。BS2本のものも含めて、大半を「アーチング」ではなく「捻枝」しました。まだ結果は出ていませんが楽観しています。「新苗にBS3本で秋に勝負」です(笑)。

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